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トイズプレス 様

「今まで30年以上の編集者生活を通じて思うのは、『印刷でいちばん重要なのは、打ち合わせと束(つか)見本』ということです」 「今まで30年以上の編集者生活を通じて思うのは、『印刷でいちばん重要なのは、打ち合わせと束(つか)見本』ということです」
佐藤良悦について:秋田県横手市出身。トイズプレス代表、雑誌『トイズアップ!』編集長。15歳のときのガリ版でミニコミを発行したのが本づくりの初体験で、ミニコミは13号まで続きました。上京後1979年に実業之日本社発行の「月刊美術」の編集を3年、その後、角川書店に転職し、「ザ・テレビジョン」の編集を3年、そして「ニュータイプ」の創刊編集長を2年務めトイズプレス30年で計38年になります。この頃、おもちゃコレクターとして有名な北原照久氏と知り合い、そして角川書店を退社し1986年に北原氏と株式会社トイズプレスを共同設立。その後、『シネフェックス日本語版』『トイズ』『トイズアップ!』など200冊あまりの書籍を編集、創刊しました。2014年には「そろそろ株式会社を閉じる、廃業することも考えた」という状態だったそうですが、海洋堂を始め付き合いのあった模型メーカーの助けもあり、『トイズアップ!』を最後の仕事として創刊することに。「今は編集の仕事を続けていられることが最大の楽しみ」と佐藤氏は語ります。トイズプレスは、今年で会社設立30周年です。(※ この事例に記述した数字・事実はすべて、事例取材当時に発表されていた事実に基づきます。数字の一部は概数、およその数で記述しています)(写真:佐藤氏が15歳のとき作ったミニコミ紙) 佐藤良悦について:秋田県横手市出身。トイズプレス代表、雑誌『トイズアップ!』編集長。15歳のときのガリ版でミニコミを発行したのが本づくりの初体験で、ミニコミは13号まで続きました。上京後1979年に実業之日本社発行の「月刊美術」の編集を3年、その後、角川書店に転職し、「ザ・テレビジョン」の編集を3年、そして「ニュータイプ」の創刊編集長を2年務めトイズプレス30年で計38年になります。この頃、おもちゃコレクターとして有名な北原照久氏と知り合い、そして角川書店を退社し1986年に北原氏と株式会社トイズプレスを共同設立。その後、『シネフェックス日本語版』『トイズ』『トイズアップ!』など200冊あまりの書籍を編集、創刊しました。2014年には「そろそろ株式会社を閉じる、廃業することも考えた」という状態だったそうですが、海洋堂を始め付き合いのあった模型メーカーの助けもあり、『トイズアップ!』を最後の仕事として創刊することに。「今は編集の仕事を続けていられることが最大の楽しみ」と佐藤氏は語ります。トイズプレスは、今年で会社設立30周年です。(※ この事例に記述した数字・事実はすべて、事例取材当時に発表されていた事実に基づきます。数字の一部は概数、およその数で記述しています)(写真:佐藤氏が15歳のとき作ったミニコミ紙)

トイズプレス 代表 佐藤良悦氏に、キョウユウに印刷を依頼した経緯と理由について詳しく聞きました。

雑誌『トイズアップ!』の印刷をキョウユウに依頼

― トイズプレスではキョウユウにどんな印刷を依頼していますか。

キョウユウには雑誌『トイズアップ!』の印刷を依頼しています。本の仕様は次のとおりです。

項目 内容
判型 A5判
ページ数 本文64p 製本:中綴じ
紙質 表紙:アートポスト220kg 本文ユーライト90kg ※表紙グロスPP加工

『トイズアップ!』の印刷は、第6号まで大日本印刷に依頼していましたが、第7号からキョウユウに切り換えて今に至ります。



過去の『トイズアップ!』(6冊)

大日本印刷からキョウユウに切り替え

― 大日本印刷からキョウユウに切り換えた経緯を教えてください。

大日本印刷は、角川書店や実業之日本社で雑誌編集をしていた頃からの付き合いでした。トイズプレス設立後も本の印刷は引き続き大日本印刷に依頼していました。しかしここ数年は大部数の本を印刷することもなくなったので、もっと会社の身の丈に合った、「ちょうどいいサイズ」の印刷会社に変えた方が良いかなと思うようになりました。


佐藤氏がこれまで編集した雑誌、書籍

佐藤氏がこれまで編集した雑誌、書籍

ずっと大日本印刷に頼んできたので、最初は印刷会社の切り替えに不安もありました。格安印刷会社から売り込みもありましたが、やはり安いというだけでは不安です。


結局、ネットを使って「出力解像度が200線(画像解像度400dpi)と本文68ページ以上の冊子を中綴製本できる」という基準で探すことにしました。そして最終的にキョウユウを選んだ次第です。

ここなら細かいコストダウンに対応してくれそう

― キョウユウはどんな点が良かったのでしょうか。


「45年もやってる」というのはけっこう決め手でした。社歴の古さはやっぱり重要です。長く続いている会社なら、品質は必ずあります。    
【キョウユウが設立した年にミニコミ誌を創刊していたというのもなんか縁というものを感じます。】


「会社の場所が神楽坂」というのもよかった。神保町が本の町であるように、神楽坂も印刷会社が多く集まっている「印刷の町」です。そういう場所で長年、会社を続けているのは良いよなと思いました。


サービス内容としては、「面倒な台割に対応してくれる」「細かい工夫でコストダウンできる」という点が良かったです。『トイズアップ!』は、「基本は白黒だが時々カラーページが出てくる」という変速的な紙面構成です。つまり紙1枚(4P)に印刷したとき、「表面は白黒で裏面はカラー」となることもあります。ということは、こちらとしては表面は白黒の値段、裏面はカラーの値段というようにキメ細かくコストダウンしていきたいわけ。しかし大手印刷会社は、そういう細かい話には取り合ってくれないんですね。


大日本印刷に限らず、ある程度の規模の印刷会社になると、大まかなセットメニューが決まっていて、そこから逸脱できません。そういう細かい話を通したいなら中小の印刷会社に頼むしかないわけです。


印刷の質の見分け方

― 大日本印刷からキョウユウに切り換えるにあたり、印刷の「質」に懸念はありませんでしたか。

そこは心配ありませんでした。大手の印刷会社が凄いのは「数万部~数百万部の大部数を、すべて同じ品質で必ず発売日に間に合うよう刷り上げてくる」という「量」の強みです。


一方、発色その他の印刷の「質」については、美術書などよほど精細な印刷を求めるのでない限り、大手と中堅に差はほぼありません。単純化していうならば「中堅企業には印刷機械が1台ある。だけど大手企業にはその機械が100台ある」ということです。この場合、量で差はついても、質で差は出ません。


ネット検索の段階では「画像解像度が400dpi以上に対応」というのを足切り条件にしました。解像度がこれを超えていれば、印刷の質はまず大丈夫です。


とりあえずキョウユウに一度『トイズアップ!』の印刷を任せてみて、それで問題なければ、次も続けようと考えました。


キョウユウへの評価

― 以来、7号分の印刷をご依頼頂きました。ここまでのキョウユウへの評価をお聞かせください。

担当の菊地さんとはまだ付き合い始めて1年ですが、人柄はのほほんとしているように見えて、芯の部分に誠実さを感じます。印刷の質も大手印刷会社と遜色なく、期待通りです。


菊地さんはよく相談に乗ってくれて、コストダウンのための細かい工夫、指定にも快く対応してくれます。おかげでこちらは限られたコストの中で自由自在に本が作れます。これが最大のメリットかもしれません。


印刷工場に立ち会いで訪れたことがありますが、清潔な環境で作業しているのを見て安心しました。作業中にもかかわらず皆さん、こちらの質問にも気軽に答えてくれるなど、働く人たちにも好感を持ちました。

もしキョウユウにキャッチフレーズをつけるとしたら

― 現役編集者としてキョウユウにキャッチフレーズをつけるとしたら何になるでしょうか。

本作りを一緒になって楽しめる会社、かな。 今ではもっと早く知っていたらというぐらいにキョウユウに巡り会えてよかったと思っています。 本が売れないといわれる中、『トイズアップ!』は地味に読者が増えています。かつて作っていたミニコミ誌と似た読者との距離感が私にはいい感じです。キョウユウもアットホームな感じがするのでその雰囲気にマッチしている気がします。


佐藤良悦氏(左)とキョウユウ菊池(右)

先輩ユーザーからのアドバイス

― いま印刷会社を探している個人や企業に向けて「先輩ユーザーからのアドバイス」などあればお聞かせください。

これまでの30年以上の編集経験から言えるのは、印刷では「打ち合わせと束見本(サンプル)」がもっとも重要ということです。

実は『トイズアップ!』も最初の印刷の時は、打ち合わせ不十分で、『表紙はアートポスト、本文はマットコート』のつもりが、『本文コート紙』で刷り上がってしまいました。こうなると印刷物はいったん刷ったらどうにもなりません。こういう手違いのないよう、打ち合わせ、確認、相談が重要です。

キョウユウ菊池(左)と佐藤良悦氏(右)

次に束見本(サンプル)の重要性ですが、いくら打ち合わせを重ねても、どこかで伝え漏れ、伝え間違いが起こりえます。それを防ぐには実際の納品前に束見本(サンプル)を作ってもらうのが一番です。実際に目視すれば間違いは起きませんから。


キョウユウは、サンプルについては無料で作ってくれるそうなので、印刷の経験が浅い人はぜひ利用するのが良いと思います。

今は編集の仕事が続けられることが人生最大の楽しみです。キョウユウとはこれからもよく話し合いながら、いい本を作っていきたいと思います。これからもよろしくお願いします。

※取材日時 2016年10月

※取材制作カスタマワイズ

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